詳細
●表紙&Artist Close-up ミシェル・グートマン今号の表紙&Artist Close-upを飾るのは、ベルギーを本拠地に欧米で活躍するヴァイオリニスト・指揮者であるミシェル・グートマン。自ら音楽祭を主宰し、マキシム・ヴェンゲーロフ、ピンカス・ズーカマン、マルタ・アルゲリッチらと聴衆へ音楽を届け続けています。タンゴ・バンドを率い、さらに現代音楽までをレパートリーにする懐の深さも持つ音楽家だ。日本ではラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャパンに登場、東京・有楽町に集まった聴き手に感銘を与えてくれました。今回は、そのグートマンがアーティスト・クローズ・アップに登場、自らが薫陶を受けた先達、音楽への想いなどを語ります。
●特集 春爛漫 ヴァイオリンケース2019
5年ぶりのヴァイオリンケース特集です。国内外のメーカーから24のケースが勢ぞろい。実際に触り、使い勝手をまとめ、外観、内観、パーツの写真も撮り下ろしで。
ウジェーヌ・イザイの使用したヴァイオリンケースなど歴史的名品も掲載しています。
●特集 ファーストポジションの迷宮
ヴァイオリンの学習者のほとんどが習うファーストポジション(第1ポジション)。安定したフィンガリングや音程の早道? さて本当にそうか!?
「ポジション」という認識そのものから読み解き、各指導者・演奏家の方々がさまざまな観点からポジションの考え方を伝授。柏木真樹、森元志乃、勅使河原真実、横山俊朗、白瀬ゆりの各氏が語ります。
●取材レポートは盛りだくさん
〇「東京音楽大学創立111周年特別記念演奏会」広上淳一教授、神尾真由子(Vn)特任教授、野島稔(Pf)学長も登場。
〇パリのフィルハーモニーで1月に開催され96歳の彼を囲んだ「イヴリー・ギトリス&フレンズ」の様子。マルタ・アルゲリッチ、イタマール・ゴラン、酒井茜、井上奈津子(以上Pf)、ルノー・カピュソン、木嶋真優(以上、Vn)、エベーヌ弦楽四重奏団ら。
〇ヴィオリストで教育者「岡田伸夫門下生発表会」の様子。清水直子、篠崎友美、須田祥子、鈴木康浩、青木篤子、長原幸太(Vnゲスト)、大島亮、田原綾子ら出演。〇「別府アルゲリッチ音楽祭」の初のローマ公演。マルタ・アルゲリッチ、アントニオ・パッパーノ、竹澤恭子、豊嶋泰嗣、ミッシャ・マイスキー、サンタ・チェチーリア管弦楽団、伊藤京子ら。
●モダン・イタリーの逸品/ハンニバル・ファニオラ
モダンの最高峰といわれるファニオラを紹介。今号では1895年製《キング・ハンニバル》とストラド型ロッカ・コピーの1905年製ヴァイオリン。
●カラーSTAGR PICK UP
「しいきアルゲリッチハウス」での竹澤恭子(Vn)と江口玲(Pf)とのデュオリサイタルが行われた他。
●アーティストインタビュー
〇パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn)
〇ルドヴィート・カンタ(Vc)
〇リチャード・リン(Vn)
〇第7回仙台国際音楽コンクール/堀米ゆず子(Vn)
★新連載×2本!!★
●岡本誠司「ベルリンからの手紙」
ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学に留学。アンティエ・ヴァイトハースのもとで学びながら、精力的に演奏活動を行っている岡本誠司の連載がスタート。ベルリンでの生活や、レッスン、演奏会のことなどを綴っていく。
●田原綾子の「ヴィオラ武者修行」
東京音楽コンクールで優勝し、リサイタル室内楽でも活躍する若きヴィオリストの田原綾子。パリ・エコールノルマル音楽院で学びながら、音楽祭や演奏会に参加する田原が、まずは自己紹介から。
★好評の連載★
[Vn=ヴァイオリン]
●柏木真樹の「ヴァイオリン習得術革命 〜誤った常識を打ち破れ
●森元志乃の「ヴァイオリン基礎テクニック、リターンズ!」
1回5分で上達する基礎練習を取り上げる連載。 今号は特別編【全調スケール】
[Va=ヴィオラ]
●鈴木康浩の「ヴィオラのオーケストラスタディ」
読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者、鈴木康浩による「ヴィオラのオーケストラスタディ」。今号はベルリオーズの交響曲《イタリアのハロルド》前編(第1楽章)。
[Vc=チェロ]
●黒川正三の「チェリストのための基礎講座」は新章スタート。「チェロ演奏のための音階を楽しく学ぼう」第1回。
●長谷川陽子の「チェロを始めよう!」
チェロ歴6年の受講生が陽子先生の指導のもと、課題曲に取り組む。今号はボッケリーニの《メヌエット》。
[Cb=コントラバス]
●「低音ジャーナル」
〇ボーフム交響楽団の首席コントラバス奏者として活躍する手取屋麻子にインタビュー
〇グスタフのCDぶらり旅
〇加藤正幸のBassQ→A!HYPER弓付の極意:シベリウスの交響曲第2番。
〇森武大和の「ウィーン コントラバシスト演奏日記」2
●TSUKEMEN「俺たちの音楽」の話
今月はピアニストのSUGURU。4月17日にリリースされるアルバム「時を超える絆」について語る。
●宮田大「音楽と、私の大切な時間」6
人気・実力共に抜群のチェリスト宮田大が、今回は「食と美と音楽」、文化について身近な食から語る。
また、1月に行われたコラボレーション企画『サロメ』についてのレポートも掲載。
●老舗弦楽器専門店の工房から7
弦楽器専門店の老舗・文京楽器による技術関係連載。今号は「ハガレ」の話。
●志村寿一の「身体と音楽との調和」
「身体と楽器の良い関係性」について考察する。
●川畠成道の「レガート・コンチェルタンテ」
今号のテーマは「新たな気持ちで新たなソナタに取り組む」川畠のエッセイ。
●「遠藤紀代子の一筆エッセイ」
ヴァイオリニストで指導者の遠藤紀代子。ヤナーチェクのオペラ《利口な女狐の物語》にまつわる話題。
☆その他記事
●ヴィオロニステ
〇ヴァイオリニストの東彩子がDUOシリーズ第40回の5月17日(金)白寿ホールのコンサートや、シリーズについて語る。
〇洗足学園音楽大学にて行われた中西俊博による「エレクトリックバイオリン講座」の模様をレポート。●倶楽部チェロ
〇オーストラリア州シンフォニーオーケストラのメンバーによるチェロクァルテット「イ・チェリスティ」。メンバーの小松茂に聞く。
●倶楽部チェロ
〇東京交響楽団の首席チェリスト西谷牧人が、山口(3月17日)と東京(4月27日)のリサイタルについて語る。
〇チェリスト荒井結、待望の東京ソロリサイタル(5月25日)。これまでの音楽人生とリサイタルにかける思いを聞いた。
〇2月2日・3日にサントリーホール ブルーローズで行われた「第9回チェロの日」レポート。
●カフェ・ドゥ・室内楽
ドイツ発・クレンケ四重奏団の来日公演時インタビュー
●6月1日(土)〜16日(日)に行われるサントリーホール チェンバーミュージック・ガーデンの聴きどころを紹介。
●チェリストの伊藤悠貴が第17回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。
●弦楽器工房を訪ねて/若手弦楽器製作家、ヴァレリオ・フェロン(クレモナ)
●アマチュアオーケストラを訪ねて[39]/練馬交響楽団
●復興へ、日本&東北
東日本大震災から8年。震災発生の年から続けられている関西での支援コンサート「集」を取材。
●News、コンサートレポート 他 巻末楽譜
〇松本良喜/雪の華(ヴァイオリン+チェロ版)
〇日本古謡/越天楽(弦楽四重奏版)
読者プレゼント
今号もたくさんのプレゼントを用意しました。ヴァイオリン・ヴィオラ用楽器袋、ベルナルデル松脂(Vn用)、エヴァ・ピラッツィ・ゴールド・松脂、ストラディヴァリ・エプロン、モーツァルトのマグネットなどなど。