体がかわれば、音がかわる「ピアノを弾く人のためのアートヨガ」体に負担をかけがちな演奏家のために 著者:小澤直子(お取り寄せ)

発売元 : カワイ出版

ジャンル : 雑誌

分類 : その他

商品型番 : 9784760950263

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体がかわれば、音がかわる「ピアノを弾く人のためのアートヨガ」体に負担をかけがちな演奏家のために 著者:小澤直子(お取り寄せ)
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詳細

体、ちゃんとメンテナンスしていますか?
今、ピアニストや指導者が「アートヨガ」に熱いまなざしを注いています!

演奏はイメージを脳から体に伝え、音を創造する行為です。
脳への血流を促し、明晰な頭脳と健康な体をつくるアートヨガを、日々の生活に取り入れることで体の不調がa改善され、演奏の飛躍的な向上へとつながっていきます。

メソッドを体系化した小澤直子(著者)は、テレビや書籍で広く取り上げられ、多くの芸術家や研究者、教育関係者から支持を得ました。今回、小澤が長年に渡りピアニスト・ピアノ指導者向け雑誌へ連載したアートヨガ・シリーズを再構成し、待望の書籍化!基本から解りやすく解説します。

あなたも今日からアートヨガをはじめましょう!
[著者プロフィール]
小澤直子
1954年生まれ。1983年アートヨガ・ムーヴ設立。
体を大きな頭脳体として捉え、明晰な頭脳と体を作る「アートヨガ」を体系化。芸術家をはじめ、多くの研究者や教育関係者の支持を受ける。2004年から3年間、NHK 教育テレビ「からだであそぼ」の「ほぐしあそび」を監修。
〈目次〉
はじめに

【第1章】アートヨガ・基本メソッド
●呼吸
腹式呼吸
腹式呼吸のアートヨガ式練習法
●手
手の指そらし
手と肩をやわらげる
手の組みかえ
手首ほぐし
よつばいの手首刺激
●上半身
肩ほぐし
脇のばし
首まわし
●足
足の指ほぐし
足首まわし
●背骨
背骨の3ポーズ
●くつろぎくつろぎのポーズ
腰ゆらし

〈コラム1〉ウィーンフィルの演奏家もやってみました
〈コラム2〉腰痛をかかえたピアニスト

【第2章】いかに肩の力を抜くか
アートヨガ・基本メソッド「手の指そらし」でチェックする
アートヨガ・基本メソッド「手の指の組みかえ」でチェックする
アートヨガ・基本メソッド「手首ほぐし」でチェックする
アートヨガ・基本メソッド「手首と肩のやわらげ」でチェックする
アートヨガ・基本メソッド「脇のばし」でチェックする
アートヨガ・基本メソッド「姿勢」でチェックする

【第3章】猫背からの脱出
背面のばし 1 背中の凝りをとる
背面のばし 2 腰のこわばりをとる
ねじり 1 背中の歪みをとる
ねじり 2 腰をやわらげる
ピアノ練習の合間のねじり 背骨を整える
開脚 脇をのばす
正姿勢 正しい姿勢をつくる
姿勢のチェックポイント

〈INTERMEZZO〉ヨガのポーズを行うときの注意事項

【第4章】ほぐしあそび
基本メソッドで遊ぶ 1 呼吸で遊ぼう『♪ふーふーストロー』
基本メソッドで遊ぶ 2 足首をまわして遊ぼう『♪手回しオルゴール 』
基本メソッドで遊ぶ 3 手と足の指で遊ぼう『♪グッパとコウサ』
基本メソッドで遊ぶ 4 手首と肩をやわらげながら遊ぼう『♪もちもちおもちですか?』
基本メソッドで遊ぶ 5 肩をやわらげながら遊ぼう『♪のびのびのびーん』
リラックスほぐしあそびで遊ぶ 1 ぐにゃぐにゃしてみよう『♪ぐにゃぐにゃビート』
ヨガのポーズで遊ぶ 1 猫になって背骨をやわらげよう『♪やわらかねこ』
ヨガのポーズで遊ぶ 2 犬になって、背骨の力をつけよう『♪大空にほえろ』
リラックスほぐしあそびで遊ぶ 2 足の裏を踏みあって、リラックスしよう『♪足裏ふみふみ』

〈コラム3〉ほぐしあそびの現場から〜障がいをもつ子どもたちに
〈コラム4〉発表会当日のアートヨガ「ほぐしあそび」

【第5章】アートヨガとアーティスト
国府弘子さん(ピアニスト)
牧千恵子さん(ヴァイオリニスト)
白石敬子さん(ソプラノ歌手)
小倉貴久子さん(ピアニスト)
平山恵さん(フルーティスト)
新沢としひこさん(シンガーソングライター)・増田裕子さん(ミュージシャン・絵本作家)

あとがき

<まえがき>(※一部抜粋)

13年前、カワイ音楽教育研究会の機関誌「あんさんぶる」の連載依頼がきました。楽器演奏の現場では、体の思わぬところに力が入って演奏が思うように上達しなかったり、肩こり、頭痛、腰痛、体の歪みなどの悩みをかかえたりしている人が多く、そうした人たちに向けて体のコントロール法を書いて欲しいとのことでした。連載は2007年から11年続き、このたび、それを「ピアノを弾く人のためのアートヨガ」として、一冊にまとめることになりました。

「アートヨガ」は、芸術家のためのヨガとして1983年にわたしが体系化した操法です。名称が示すように、いわゆる一般的なヨガではありません。わたしの独自性が強いものです。ただし、伝統的なヨガのポーズを一部とり入れているので、「ヨガ」の名称をはずさずにおきました。アートヨガがめざすのは、体の力に裏打ちされた知性です。体の動きを通して脳によりよい刺激を与え、創造力や感性を高めることです。

本書は、アートヨガ操法の代名詞になっている「アートヨガ・基本メソッド」を中心にまとめました。「ピアノを弾く人のための」という形で解説をしていますが、「脳への血流をよくするために」と置きかえて読んでいただいても構いません。アートヨガ・基本メソッドは、体の関節、背骨、脳と体の各部位の関連性をふまえて作った操法です。全体が関節刺激と背骨刺激で組立てられているうえ、ひとつの刺激が他の関連部位のはたらきを高めるので、このメソッドを行えば、どんな人でも体がやわらぎ、全身のバランスをとることができます。

アートヨガが、皆さま方の心と体をほぐすことによって、音楽の世界に少しでも貢献できれば、こんなに嬉しいことはありません。

小澤直子